元高専7年生から、新高専1年生へ
この記事は、と言うかこのブログはBlogRelay for Kosen Examineeの為のものです。
すばらしい企画をしてくださった@Plemling138さんには感謝、感謝です。
リレーと言うことで、@setsuna82001さんからバトンを受け取りました(前記事)。
自己紹介
みやびこす(@miyabikosu)と言います。今は化学系メーカーで、保全・設備管理と言う仕事をしてます。
端的に言えば(製造の方々が扱う)設備のお医者さんで、その中でも電気や制御と言った分野を担当してます。
高専は沼津高専で、制御情報工学科卒・および制御情報システム工学専攻を修了してます。
専攻科?何ソレ?って思うかもしれませんが、大学の大学院みたいな位置づけって思ってください。これが二年制なので、僕は七年高専にいました。
と言うことで、僕は情報系を専攻してましたが電気のお仕事をしています。その辺はまたあとで…。
高専入学前
僕は高専に本当に入りたくて、必死で勉強しすぎて推薦で入ってしまいました。ですから、試験対策は他の人に…。
一つ、試験日でのエピソードを。当日、ひどく緊張していたのですが、前の席の男の子が振り返り、
「彼女居る？」
と一言。一瞬呆然し、すぐに笑いがこみ上げてきて、かなり緊張がほぐれました。その後は試験開始までぼそぼそおしゃべり、なんともうれしいことに彼も受かっていたので入学式で挨拶、一緒に学級委員をやるくらいになりました。
たぶん、当日は周りのみんなもとても緊張してると思います。正直、試験前にあがいて参考書を見ても頭に入りません。少なくとも自分は。
僕は出来なかったことですが、彼のように、周りに話しかけるのも良いと思います。隣に座っているのは、少ない入学席数を奪い合う敵ではなく、
五年間共に過ごす仲間なのかもしれません。
在学中
僕は元々プログラマー、特にゲームを作りたいと言う希望を持って高専に入学したのですが、残念ながら僕には合わないと思い、その夢は諦めました(あくまで僕に合わなかっただけで、高専生でもゲーム会社に入れます。僕の同級生も某K社に入りました)。
そこから、あまり将来の事は定めず、今を今を楽しんでました。特に僕の居た沼津高専では、寮生会活動が活発で非常に楽しく、寮長をやらせてもらいました。中学の頃はクラスの前で話をするにも倒れそうな位緊張していた僕が、560人の前で話をするのも苦じゃない程になりました。いや、ほんと楽しかった。
個人的には、進路を考えなければいけない4,5年に近づくまでは、将来にあれになりたい、コレにならなきゃ、みたいに視野を狭めるのではなく、とにかく遊んで学んで欲しいなと思います。もちろん、今ある夢は大切にして欲しい。けれど、それだけが道じゃないって事は知った上で、夢を叶えて欲しい。
特に今は昔と違って、TwitterやFacebook、そして高専には高専カンファレンスがあるから様々な媒体でいろんな人種と交わることが出来ると思う。高学年になるとそういうのに参加するのが、物理的に難しくなるから、若いウチはどんどんそういうのに参加して欲しいと思う。
中学の時の自分の視野って、とても狭かったんだなと僕は思ってる。ちなみに、今も毎日知らない世界と戦う日々です。
進路
僕は前述の通り、専攻してた分野とは少しずれた仕事に就いています。
まだ、就職して一年もたってない若造ですが、今の仕事は「好き」です。学生の頃一番苦手だった電気の勉強をしながら、ヒィヒィいって仕事していますが、それでも楽しいです。
僕はプログラマーの夢破れたあと、"進路を決めなければいけないとき"に出した結論は
「別になんでもいいや」
でした。
というのも。高専では、たとえ情報科に入っても、電気・機械・科学系の実習を含めた勉強を必ずします。その実習の中で、心底つまらないと思ったのって殆ど無かったですし、あっという間に時間がすぎてたのです。
そういった経験から、自分は手を動かしたり、失敗して原因究明したり。そういう、いわゆるモノづくりそのものが好きになってきてるんじゃないかな、と。そう思いました。
高専の、コレが強みだと思います。ゲーム作りたいだけなら、設計士になりたいだけなら、車を開発したいだけなら…専門学校や、各社の学校に通った方が早いと思います。
高専生は、プロフェッショナルも多いですが、オールラウンダーも多いと思います。それこそが強みなんじゃないかな、と。ですから、自分の入った科、ソレのみに集中するのではなく、他の科の"楽しんで"欲しいなぁと思います。
最後に
不安と期待で意味解らないことになってると思いますが、まぁどうにかなるさ。
僕の一番好きな言葉「ケセラ・セラ」。なるようになる、の意味です。
なるようにならねぇよ！って思ったら、Twitterで"高専"ってキーワードで検索して、適当にリプライ飛ばせば、不安もぬぐえると思います。
みんなそれだけの、答えを持ってる人が結構多いと思いますよ！
とりあえず！今は、体調を整えて、万全の状態で試験日を迎えてください！
それでは、高専カンファレンスなり、Twitter上なり、また仲間として会える日を心待ちにしています。
次はうなすけくんですね。おお、若い。どんな記事を書いてくれるか楽しみです。
